審査員総評
入賞上位の作品には、人と風景との関わりを捉えた写真が多く見られました。目の前の風景の美しさだけでなく、その奥にある営みを読み解きながら作画されている作品には、その土地の匂いや大地の声が届いてくるような魅力が感じられました。
福井県は都に近いことから食文化も豊かで、コシヒカリ発祥の地としても知られています。今回は「福井梅」の作品を最優秀賞に選ばせていただきましたが、「ラッキョウ」「里いも」「水仙」など、福井を代表する特産品をテーマにした作品は少なかったように感じました。
また、人物により近づいた作品の応募も意外と少なかったように思います。土地の人との挨拶から始まる撮影や、農作業の様子を写すことは、その土地の営みを伝える大切な瞬間です。
これからも、この土地に息づく「農のある風景」を見つめ、その魅力を写真で伝える作品に出会えることを楽しみにしています。
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最優秀賞
『うす紅の朝』
撮影者 藤村 留美 撮影場所 若狭町田井 三方湖(三方五湖)の付近 撮影時期 令和7年3月 選評
福井県は梅の産地として知られ、若狭地方の三方五湖周辺では多くの梅が栽培されています。湖を背景に広がる梅林に花が咲き、瓦屋根の民家が点在する奥には三方五湖、その向こうにはやさしい曲線の山並みが連なっています。
梅林の美しさだけでなく、人の暮らしと風土が織りなす景観の魅力が感じられ、まるで桃源郷のような印象を覚えます。
露出の明暗差も上手にコントロールされており、撮影技術の高さもうかがえる作品です。 -
優秀賞
『青空と調査』
撮影者 山﨑 滉之輔 撮影場所 福井市徳光町 撮影時期 令和7年7月 選評
水の中に立つ子どもたちの動きや表情が、まるで時間が止まったかのような瞬間として捉えられています。
土手の両岸に立つ人たちは白と黒の傘をさし、その人物配置が画面に心地よいリズムを生み出しています。水の大切さが静かに伝わってきます。 -
優秀賞
『だんだん田の初夏』
撮影者 宮田 敏幸 撮影場所 敦賀市葉原 撮影時期 令和7年4月 選評
石積みの棚田の美しさがとても印象的です。田んぼに水が入り稲作が始まり、周囲を囲む萌黄色の木々が爽やかで、季節の移ろいを感じさせます。
トラクターの音や小鳥の声まで聞こえてきそうで、小屋の存在も良いアクセントとなり、どこか懐かしさを覚えます。 -
優秀賞
『里の春』
撮影者 向出 隆一 撮影場所 福井市武周町 撮影時期 令和7年4月 選評
桜や桃の花に包まれた中で、農作業の様子が楽しそうに伝わってくる作品です。畑の中にも春の花が咲き、春の彩りの豊かさから大地の恵みを感じさせます。
右手前から左奥へと奥行きをつくる構図も見事です。ここで育つ野菜はきっと美味しいに違いありません。
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入選
『一心に』
撮影者 上坂 俊一 撮影場所 南越前町孫谷 撮影時期 令和2年11月 -
入選
『住宅街の五月晴れ』
撮影者 石川 晶康 撮影場所 福井市新保 撮影時期 令和7年5月 -
入選
『里いもに囲まれて』
撮影者 白木 勇治 撮影場所 美浜町新庄 撮影時期 令和7年9月 -
入選
『2月9日朝の会』
撮影者 近藤 安寛 撮影場所 福井市原目町 撮影時期 令和7年2月 -
入選
『秋虹色』
撮影者 佐々木 英樹 撮影場所 福井市三留町 撮影時期 令和7年11月 -
地域部門賞(福井)
『天日干し』
撮影者 渡辺 修一 撮影場所 福井市石橋町 撮影時期 令和7年12月 -
地域部門賞(坂井)
『夕刻のシルエット』
撮影者 向出 隆一 撮影場所 坂井市坂井町下兵庫 撮影時期 令和5年3月 -
地域部門賞(奥越)
『宙への憧れ』
撮影者 窪田 正美 撮影場所 大野市稲郷 どんグリーン広場 撮影時期 令和7年8月 -
地域部門賞(丹南)
『懸命に』
撮影者 加藤 和奏 撮影場所 越前町立常磐小学校 撮影時期 令和6年9月 -
地域部門賞(嶺南)
『レンゲの花咲くころ』
撮影者 知見 治 撮影場所 おおい町名田庄井上 撮影時期 令和6年4月



































































































































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